候補問題 No.13の作業手順(電線・ケーブルの切断と絶縁被覆の剥ぎ取り)

前ページでは候補問題No.13の複線図に接続すべき電線の色を追記しました。今度はこの複線図を参照し、第二種電気工事士 技能試験の作品を施工していきます。まず最初にケーブル・電線の長さを決定し、その長さごとにペンチ等の工具でケーブル・電線を切断します。

候補問題No.13においては以下の4種類のケーブルが支給されます。

単線図及び複線図に従ってそれぞれのケーブルの使用箇所を当てはめると、VVFケーブル(2.0mm×2心)は電源線、VVFケーブル(1.6mm×3心)はジョイントボックス間、VVR(1.6mm×2心)は、自動点滅器と屋外灯「ロ」間、VVF 1.6mmの2心はそれ以外の箇所となります。

  1. VVFケーブル 1.6mm×2心の切断長さを決定VVFケーブル(1.6mm×2心)の140cmが支給されますので4等分(約35cm)し、『①ランプレセプタクル「イ」』、『②スイッチ「イ」』、『③コンセント』、『④自動点滅器』(電源側)と、アウトレットボックス間で使用します。
  2. VVFケーブルの外装剥ぎ取り長さ①~⑤のVVFケーブルは両端の外装を8cm、『⑥電源線』用のVVFケーブルは片側の外装を8cm剥ぎ取ります。電工ナイフVVFストリッパーを使って、ケーブル外装を剥ぎ取ってください。
  3. 『⑦自動点滅器 - 屋外灯』用のVVRケーブルに関しては「VVRケーブルの剥ぎ方」を参考にし、電工ナイフでケーブル外装を剥ぎ取ります。
  1. 候補問題No.13における電線被覆の剥ぎ取り長さVVFケーブルの外装が剥ぎ取れたので、今度は電線の絶縁被覆を剥きます。①~④及び⑥のVVFケーブル、⑦のVVRケーブルについては片側のみ絶縁被覆を3㎝程度剥ぎ取ってください。
  2. ⑤のVVFケーブル(3心)については両側の絶縁被覆を3㎝程度剥ぎ取ります。

以上でVVFケーブルとVVRケーブルの切断、絶縁被覆の剥ぎ取りが完了しました。次は、ランプレセプタクル、コンセント、自動点滅器(端子台)、スイッチ等の器具を結線し、ジョイントボックス内で電線相互を接続します。