候補問題 No.7の作業手順(電線・ケーブルの切断と絶縁被覆の剥ぎ取り)

前ページでは候補問題No.7の複線図に接続すべき電線の色を追記しました。今度はこの複線図を参照し、第二種電気工事士 技能試験の作品を施工していきます。まず最初にケーブル・電線の長さを決定し、その長さごとにペンチ等の工具でケーブル・電線を切断します。

候補問題No.7においては以下の3種類のケーブルが支給されます。

単線図及び複線図に従ってそれぞれのケーブルの使用箇所を当てはめると、VVF 2.0mmの2心は電源線(100V)、VVF 1.6mmの2心はランプレセプタクル「イ」(2カ所)、4路スイッチと、アウトレットボックス間、VVF 1.6mmの3心はそれ以外の箇所となります。

  1. VVFケーブルの切断長さを決定VVFケーブル(1.6mm×2心)の140cmが支給されますので、それを4等分(35cm)し、『①ランプレセプタクル「イ」(施工省略)』、『②ランプレセプタクル「イ」』、『③4路スイッチ(非接地側)』、『④4路スイッチ(接地側)』と、ジョイントボックス間に使用します。
  2. VVFケーブル(1.6mm×3心)は、35cm、35cm、45cmの長さで切断し、それぞれ『⑤3路スイッチ「イ」S(左側)』とジョイントボックス間、『⑥ジョイントボックス-アウトレットボックス間』、及び『⑦3路スイッチ「イ」(右側)』とアウトレットボックス間に使用します。
  3. VVFケーブルの外装剥ぎ取り長さ『②ランプレセプタクル「イ」』、『③4路スイッチ(非接地側)』、『④4路スイッチ(接地側)』、『⑤3路スイッチ「イ」S(左側)』、『⑥ジョイントボックス-アウトレットボックス間』、及び『⑦3路スイッチ「イ」(右側)』用のケーブルの外装剥ぎ取り長さは10cmです。電工ナイフVVFストリッパーを使って、両端のケーブル外装を剥ぎ取ります。但し、『①ランプレセプタクル「イ」(施工省略)』及び『⑧電源線』用のVVFケーブルに関しては、片側のみ外装を10cm剥いでください。
  1. 候補問題No.7における電線被覆の剥ぎ取り長さVVFケーブルの外装が剥ぎ取れたので、今度は電線の絶縁被覆を剥きます。
  2. 『⑥ジョイントボックス-アウトレットボックス間』用のみ両側を、それ以外のVVFケーブルは片側のみ絶縁被覆を3㎝程度、剥ぎ取ってください。

以上でVVFケーブルの切断、絶縁被覆の剥ぎ取りが完了しました。次は、アウトレットボックス、ランプレセプタクル、3路スイッチ、4路スイッチ等の器具を結線し、ジョイントボックス内とアウトレットボックス内で電線相互を接続します。