技能試験対策
電気工事士 技能試験は時間との戦いです。第二種電気工事士においては試験時間が40分、第一種電気工事士においては60分しかありません。この短い制限時間内で作品(簡単な電気回路)を作成し、完成させないといけないのです。試験終了時に作品が未完成であれば、その時点で不合格が確定してしまうのです。
たとえ、制限時間内に作品を完成させたとしても、欠陥が一つでもあれば不合格となります。欠陥とは電線の損傷や誤接続のことで、技能試験における欠陥の判断基準に基づいて判定されます。
技能試験において作品を完成させ、且つ欠陥のない作品を施工するには、繰り返しての練習が必要です。電線相互の接続や、電線と器具の接続等を猛練習し、作業手順をマスターするのです。また、作業手順を習得しても、単線図から複線図を描けないと作品を完成させることはできません。
ここでは、複線図の描き方からはじまり、練習のための工具や電線・材料の準備、電線やケーブルの剥ぎ方、実際の作業手順など、技能試験に必要な試験対策を解説します。
候補問題
試験問題は候補問題の配線図の中から出題されますので、技能試験対策の第一弾は候補問題の攻略となります。ポイントは、単線図から複線図を正確に、且つ、短時間で描けるかです。
- 複線図の書き方(第2種電気工事士)
- 電気技術者試験センターにおいて公開されている候補問題の単線図を基に複線図の描き方を解説
技能試験の準備
技能試験のトレーニングを行うには、電気工事用の工具と、電線や器具などの電材の準備が必要です。
- おすすめの参考書
- 参考書を選ぶポイントは、作業過程が省略されていないことと、イラスト・写真で詳細に解説されていることです。
- 使用する工具
- 技能試験に最低限必要な6種7点の電工工具と、あったら便利なアイテムをご紹介しています。
- 練習に必要な器具・電線と練習材料セット
- 電線や器具を準備しないと練習をすることができません。電線や器具の入手方法について解説しています。
工具と電線
技能試験対策の第二弾はトレーニング、つまり練習あるのみです。下記のポイントを参考に、猛練習を積み重ねてください。
- 電工工具の使い方
- 圧着ペンチや電工ナイフなど、技能試験で使用する電気工事用の工具の正しい使い方を説明しています。
- 電線・ケーブルの剥き方
- 電線・ケーブルの種類に応じた絶縁被覆や外装(シース)の剥ぎ取り方法を写真入りで掲載しています。
- 電線の接続方法
- 電線相互の接続に用いるリングスリーブや差込形コネクタの使用方法を写真入りで解説しています。
- 電線と器具の接続方法
- 技能試験で用いられる配線器具の使用方法や、電材(電気材料)の正しい組み合わせ方を伝授します。
- 技能試験の作業手順
- 工具の使い方や電線の接続方法をマスターしたら、実際に候補問題の作品を作ってください。
- 電気工事の実務と工具の使い方
- 技能試験には関係ないけど、実際の現場において電気工事士が用いる工具や実務の知識などをご紹介
受験生の皆様へ
- 技能試験の受験アドバイス
- はじめて電気工事士試験を受験される皆様へ、技能試験ならではのポイントやコツを伝授いたします。