技能試験の作業手順

実際の技能試験では、ケーブル工事を主体に金属管工事、合成樹脂製可とう電線管(PF管)工事、接地工事などを組み合わさって出題されます。試験時間は第一種電気工事士の場合で60分、第二種電気工事士の場合ですと30分しかありません。いかに効率よく、そして正確に作業ができるかが技能試験 合格のキーポイントとなります。

技能試験における一連の作業手順

以下に技能試験における作業手順の大まかな流れを示します。

  1. 単線図を読み取る
    技能試験はまず与えられた単線図を読み取ることから始まる。
  2. 複線図を描く
    単線図の内容が理解できたら、正確な電気回路図「複線図」を作成する。
  3. 電線をペンチで切断します。
    完成施工図を頭の中で思い浮かべながら、使用する電線の種類や本数、長さを決定し、電線を加工する。
  4. 配線器具を取り付ける
    接地側と非接地側の区別に注意し、電線と配線器具を接続する。
  5. リングスリーブで圧着接続する
    最後に、リングスリーブや差込型コネクタなどの接続器具で電線相互を接続する。

上記の手順は基本的な作業の流れであり、作業の順序に正解はありません。あなたが作業しやすい順序で施工し、最終的に欠陥のない作品を作れば電気工事士 技能試験は合格なのです。