7.差込形コネクタによる差込接続部分
7-1.コネクタの先端部分を真横から目視して心線が見えないもの
差込形コネクタに心線を差し込むときは、心線がコネクタの中の銅板を完全に通り越し、先端部分の透明のプラスチック部から見えなければいけません。差込形コネクタの側面についているゲージに合わせて心線を切断すれば、理想的な形で奥まで挿入することができます。挿入が不十分ですと接触不良で発熱し、火災の原因となりますので欠陥となります。
7-2.コネクタの下端部分を真横から目視して心線が見えるもの
電線の絶縁被覆を差込形コネクタのゲージ長さより剥きすぎた場合、心線を差込形コネクタの奥までしっかり差し込んだとしても、コネクタの外側に心線がはみ出してしまいます。また、心線の挿入が不十分な場合もコネクタの外側に心線がはみ出します。電気工事の際、差込形コネクタの下端より心線が露出していると絶縁不良で漏電や感電の危険性がありますので、技能試験では欠陥と判定されます。