第二種電気工事士の資格は、どのように取得するかご存じですか?
本ページでは、第二種電気工事士の資格試験受験から免状取得までのフローを解説します。

第二種電気工事士試験

基本的に、電気技術者試験センターが実施する試験に合格すれば第二種電気工事士の免状を取得することができます。その試験は第二種電気工事士試験と呼ばれ、筆記試験技能試験の2種類があります。最終的に技能試験に合格すれば第二種電気工事士免状の交付申請が可能となります。

第二種電気工事士試験には、電気の基礎や工事の施工方法など電気工事に関しての知識を問う筆記試験と、与えられた配線図・材料から工具を用いて簡単な電気回路を施工する技能試験があります。

前回の筆記試験合格者電気主任技術者の免状を所持されている方高等学校などで電気工学の課程を修めて卒業された方、もしくは職業訓練校などの養成施設の修了者は筆記試験が免除となり、技能試験から受験することができます。なお、筆記試験からの受験者と、筆記試験の免除者の申込方法は異なりますのでご注意ください。

※前年度の筆記試験合格者は今年度に限り筆記試験が免除され、技能試験から受験することができます。もし今年度の技能試験に合格できなければ、来年度は筆記試験からの再受験となります。

筆記試験の受験者

【上期】 【下期】 項目 説明
上期【3月中旬から4月上旬】 下期【8月中旬から9月上旬】 第二種電気工事士試験の受験申込 インターネットもしくは郵送で第二種電気工事士試験の申込をします。受験料を指定期日までに振り込むことにより、はじめて申込が完了します。(指定期日までに受験料を納付しないと、申込は無効となります)。
なお、試験申込には顔写真の登録が必要ですので、事前にご用意ください。
第二種電気工事士の試験案内や受験申込はこちら
上期【5月中旬】 下期【10月上旬】 受験票の発送 筆記試験の受験票が発送されます。届かない場合は試験センターにお問い合わせください。
上期【5月下旬】 下期【10月下旬】 筆記試験 筆記試験は60%以上の正解率で合格です。
筆記試験の解答は翌日以降、電気技術者試験センターのホームページに掲載されます。
上期【7月上旬】 下期【11月下旬】 合格発表 合格発表の日より約1ヶ月間、電気技術者試験センターのホームページで筆記試験合格者の受験番号を検索することができます。
また、筆記試験の受験者全員に試験結果通知書が発送されます。
受験票の発送 筆記試験の合格者に技能試験の受験票が発送されます。
上期【7月中旬】 下期【12月中旬】 技能試験 筆記試験の合格者及び免除者を対象に技能試験が行われます。技能試験の正解作品例は翌日以降、電気技術者試験センターのホームページに掲載されます。欠陥のない作品が合格となります。
上期【8月中旬】 下期【1月下旬】 合格発表 合格発表の日より約1ヶ月間、電気技術者試験センターのホームページで技能試験合格者の受験番号を検索することができます。
また、技能試験の受験者全員に試験結果通知書が発送されます。
【それ以降】 免状交付の申請 必要な書類と手数料を用意し、都道府県知事に第二種電気工事士免状の交付申請をします。
免状の交付 書類等に不備がなければ、約1ヶ月程度で第二種電気工事士免状が交付されます。

筆記試験の免除者

【上期】 【下期】 項目 説明
上期【3月中旬から4月上旬】 下期【8月下旬から9月下旬】 第二種電気工事士試験の受験申込 筆記試験の免除対象者は昨年度の筆記試験の合格者、高等学校等で電気工事士法で定められた電気工学の課程を修めて卒業した者、電気主任技術者免状の取得者などです。
受験申込はインターネットもしくは郵送で行い、指定期日までに受験料を納付します。また、前回の筆記試験の合格者以外は、指定された期日までに試験センターへ証明書類(電気主任技術者なら免状の写し、高等学校などで電気工学の課程を修めて卒業された方は学校長の証明印を押した証明書)を送付します。
第二種電気工事士の試験案内や受験申込はこちら
上期【7月上旬】 下期【11月上旬】 受験票の発送 技能試験の受験票が発送されます。届かない場合は試験センターにお問い合わせください。
上期【7月下旬】 下期【12月下旬】 技能試験 筆記試験の合格者及び免除者を対象に技能試験が行われます。
技能試験の正解作品例は翌日以降、電気技術者試験センターのホームページに掲載されます。欠陥のない作品が合格となります。
上期【9月上旬】 下期【1月中旬】 合格発表 合格発表の日より約1ヶ月間、電気技術者試験センターのホームページで技能試験合格者の受験番号を検索することができます。
また、受験者全員に試験結果通知書が発送されます。
【それ以降】 免状交付の申請 必要な書類と手数料を用意し、都道府県知事に第二種電気工事士免状の交付申請をします。
免状の交付 書類等に不備がなければ、約1ヶ月程度で第二種電気工事士免状が交付されます。

職業訓練校など養成施設の修了者

職業訓練校などの養成施設を終了された方、もしくはこれと同等の能力があると都道府県知事が認定したものは第二種電気工事士試験を受験することなく、都道府県知事に免状交付の申請ができます。
対象となる養成施設の一覧は、経済産業省のホームページに掲載されていますのでご確認ください。

いかがでしたか?
本ページでは、第二種電気工事士の資格取得方法について解説しました。このフローを参考に、第二種電気工事士試験と免状取得にチャレンジしてくださいね。