のの字曲げ
露出型コンセントやランプレセプタルに電線を接続する場合、電線に輪を作ってビス止めしなければなりません。この輪を作る加工をのの字曲げと呼びます。この“のの字曲げ”は簡単そうに見えますが、実際に加工してみると案外難しく、ちょっとしたコツが必要なのです。
のの字曲げのやり方
まず最初に電線の絶縁被覆をペンチよりちょっと大きめにカットします。
ペンチで心線を挟んで、90°曲げます。
心線の先端部をペンチで挟みます。
ペンチをくるっと回して心線を丸めます。
心線は写真のような形になってるはずです。
心線の先端を写真のように挟んで、もう一度ペンチをくるっと回します。
心線が“のの字”に形成されました。
あとはきれいな“のの字”になるように微調整します。ちょっとしたコツをつかめば簡単にできるようになります。
のの字加工が中途半端ですと、ねじ止めする際、心線がねじの端からはみ出したり、心線の巻き付けが不足したりします。電気工事士 技能試験において“のの字”加工は避けて通れない必須の技能ですので、適切に、且つ短時間で加工できるよう何度も練習してください。