丸型引掛シーリング

丸型引掛シーリングは、天井に直接取り付けるタイプの照明器具(シーリングライト)を接続するための器具です。照明器具の電源ソケットであり、シーリングライトを天井に固定する器具でもあります。

電気工事士 技能試験では、天井ソケット側のボディのみが材料として支給されます。ボディ裏面には“電線穴”と“はずし穴”があり、電線の心線は電線穴に挿し込みます。はずし穴は電線穴に挿し込まれている電線を外す時に使用します。丸型引掛シーリングへの結線については以下をご覧ください。

丸型引掛シーリングへの電線の接続方法

丸型引掛シーリング引掛シーリングには直方体の形をした角型引掛シーリングや、円盤状の形をした丸型引掛シーリングがあります。写真の器具は丸型引掛シーリングで、ボディの裏面から撮影しています。

丸型引掛シーリングのストリップゲージ丸型引掛シーリングの側面にあるストリップゲージに合わせて心線の絶縁被覆を剥ぎ取ります。(適用電線は1.6mm/2.0mmの単線で、より線は使用できません。)

ケーブル外装の剥き過ぎで、心線の絶縁被覆が造営材に接触するおそれがある場合は欠陥の対象となりますので、ケーブル外装の剥ぎ取り長さはできるだけ短くします。

丸型引掛シーリングへの結線が完了心線を電線穴の奥まで差し込みます。「W」の記号がある電線穴が接地側です。

丸型引掛シーリングから電線を外す場合

丸型引掛シーリングからの電線の外し方電線の接続間違いなどで丸型引掛シーリングから電線の心線を取り外す場合は、器具裏面にある"はずし穴"にマイナスドライバーの先端を差し込み、電線を引き抜いてください。

電線を外す際、ドライバーを強くこじったり回転させたりすると、器具が破損するおそれがありますのでご注意ください。