ゴムブッシングの使い方

ゴムブッシングとは、照明器具や金属製のボックス等の貫通穴に取り付けるゴム製のパーツのことで、ケーブルやコードの被覆を保護します。

使い方としてはゴムブッシングの真ん中に切れ込みを入れ、アウトレットボックスの打ち抜き穴(ノック穴)にゴムブッシングを取り付けた後、ゴムブッシングの切り込みからVVFケーブルをアウトレットボックス内へ引き込みます。

ゴムブッシングに切り込みを入れる

ゴムブッシング第2種電気工事士 技能試験においては、ゴムブッシングの19mmと25mmが用いられます。
ゴムブッシングにVVFケーブルを通すための穴は最初から開いてないので、穴を開ける必要があります。

電工ナイフで切り込みを入れる電工ナイフを使ってゴムブッシングに一文字の切り込みを入れます。ゴムブッシングに通すケーブルが1本なら一文字の切り込みでも大丈夫です。

ゴムブッシングの十字の切り込みケーブルを2本以上通す場合は、電工ナイフでゴムブッシングに十字の切り込みを入れます。

ゴムブッシングをアウトレットボックスに取り付ける

アウトレットボックス新品のアウトレットボックスには穴が開いていません。

アウトレットボックスの打ち抜き穴(ノック穴)ペンチの先端や先が尖ったハンマ等でノック穴を打ち抜き、ペンチで穴板を取り除きます。

電気工事士 技能試験で支給されるアウトレットボックスは、使用する穴があらかじめ打ち抜かれていますので、その穴を使用します。

アウトレットボックスとゴムブッシングアウトレットボックスの小さい穴にはゴムブッシングの19mmを、大きい穴にはゴムブッシングの25mmを使用します。

打ち抜き穴にゴムブッシングをはめ込むアウトレットボックスの打ち抜き穴にゴムブッシングをはめ込みます。

ゴムブッシングの取付完了ちなみに、ゴムブッシングは裏表どちら側で取り付けても大丈夫です。

アウトレットボックスにVVFケーブルを引き込む

ゴムブッシングの切れ込みからケーブルを通すゴムブッシングの切れ込みからVVFケーブルをアウトレットボックス内に引き込みます。

アウトレットボックスへのケーブル引き込み完了VVFケーブルの外装(シース)の先端がアウトレットボックス内に入るまで挿入します。