ワイヤーストリッパー
ワイヤーストリッパーは、電線の絶縁被覆をワンタッチで剥ぐことが出来る便利な工具です。この工具は電気工事士 技能試験でも使用可能で、実際の電気工事の現場でも欠かせない道具となっています。
写真の工具がワイヤーストリッパーです。この工具では、心線の被覆しか剥ぎ取れません。
VVFケーブルの外装まで剥げるタイプもありますが、技能試験のためだけに入手するのはオススメできません。心線のみの絶縁被覆が剥げるワイヤーストリッパーで十分だと思います。私の会社にも両タイプのワイヤーストリッパーがありますが、IV線(より線)を多く用いるため、主に使用しているのは心線のみのタイプです。
VVFケーブルの外装なんて慣れちゃえば電工ナイフで切った方が早いし、心線の長さが頻繁に異なれば使えないし...
ワイヤーストリッパーの使い方
まず最初に、絶縁被覆を剥ぎたい位置にワイヤーストリッパーの刃を当てます。電線のサイズによって刃の位置が違いますから注意して下さい。
ワイヤーストリッパーの柄を軽く握り、電線を固定します。
刃のサイズと電線のサイズが一致していることを確認し、ワイヤーストリッパーの柄を強く握ります。
ほら、簡単に電線の絶縁被覆が剥げました。
最近では、エコ電線に対応したワイヤーストリッパーも増えています。電気工事士 技能試験ではエコ電線が用いられる場合もありますので、エコ電線に対応したタイプも候補の一つとして検討してください。