ねじり接続とは

ねじり接続とは、接続器具を使わず、電線をねじり合わせて電気的に電線同士をつなぐ方法です。
(現在の電気工事士 技能試験においては、電線相互の接続にリングスリーブやコネクタが使われており、ねじり接続による方法は出題されていません。)

このねじり接続は簡単そうにみえますが、ねじりが弱いと手で触っただけで接合部がグラグラ動くので、しっかりとねじらなければなりません。

ねじり接続の方法

ねじり接続の方法それでは実際にねじり接続を施してみます。
まず絶縁被覆を5〜7cm程度剥ぎ取った心線の根元をペンチでしっかりと挟みます。

2本の心線を90度に曲げる2本の心線がおよそ90°の角度で交差するように曲げます。

2本の心線をねじり合わせる右手親指と人差し指を使って2本の心線をギュっと締め付けるようにねじり合わせます。

心線を5回以上ねじり合わせる5回以上ねじり合わせます。

ねじり接続の端末処理電線の先端をペンチで切断し端末処理をします。
心線の先端が尖っていると、絶縁テープを巻いたときにテープを突き破るおそれがありますので、先端部は尖らせないように端末処理します。

ねじり接続で電線相互を接続する場合、電線の電気抵抗を増加させないよう必ず"ろう付け"を行わなければいけません。