技能試験の結果が届く

第二種電気工事士 技能試験から数日後、電気技術者試験センターのホームページに解答が掲載されました。自己採点すると材料等選別試験は9割の正解率で、単位作業試験も、解答を確認する限り問題なし。作品の施工前に書いた複線図も完璧で、自己評価で技能試験はパーフェクトの仕上がりでした。

絶対に合格したと確信したので、会社の先輩や同僚にも、「第二種電気工事士試験?絶対に合格してますよ!!」 と豪語していたのです。

第二種電気工事士 技能試験から約2ヶ月経過。自宅に試験結果通知書が郵送されてしました。「合格」の2文字に期待しながら恐る恐る通知書をめくると、何故か「不合格」の3文字が。

どうしても納得できなかったので自分なりに技能試験を振り返ってみると、複線図は完璧だったし、電気的に配線も間違えていない。VVFケーブルの外装や電線の絶縁被覆、心線にも傷は付けなかったし、施工条件通りに接地側には白色の電線を使用している。リングスリーブ(小、中、大)と圧着ペンチの圧着マークの選定も問題なかったような???
そういえば、VVF1.6mm×2本をリングスリーブで圧着接続する際、圧着マークを○でなく、小にしたような、しなかったような...

技能試験から2ヶ月も経過しているので記憶は定かでないですが、気になる点はこの箇所しかありません。何度振り返っても、引っかかる点はこのリングスリーブの圧着マークしかないのです。

実は管理人、技能試験の直前まで勘違いをしており、リングスリーブ「小」の圧着は、全て圧着ペンチのダイス「小」と思い込んでいたのです。仕事では主に圧着端子を用いており、リングスリーブを使用する機会がほとんどなかったので思い込みに気が付かなかったのです。技能試験の数日前、たまたま先輩との雑談でリングスリーブの話題が上がり、「VVF1.6mm×2本のリングスリーブ接続は、圧着ペンチのダイスが「○」だから技能試験で間違えないように!」と言われたのです。

その時、自分の間違いに気付き、すぐに正しい接続方法に修正したのですが、本番の技能試験で間違った接続方法のまま施工してしまった可能性を否定できないのです。

圧着マークの不適合は施工上の重大な欠陥となり、1箇所でも重大な欠陥があると不合格となるのです。不合格の原因はリングスリーブ接続における圧着マークの間違いにあると確信し、翌年の第二種電気工事士 技能試験に挑んだのです。