電線の圧着接続

各配線器具への電線の接続が完了したので、今度は、ジョイントボックス内で電線相互を接続します。電線相互の接続にはリングスリーブと、リングスリーブを圧着する工具「圧着ペンチ」を使用します。接続方法の詳細については圧着ペンチの使い方をご覧ください。

リングスリーブでの圧着接続今回はリングスリーブの小で圧着接続しますが、圧着ペンチのダイス(歯)は、電源及び点滅回路の非接地側はVVF1.6mmが2本なので特小、それ以外は小を使います。

基本的にどの順番で圧着接続してもよいのですが、電線の本数が多くなるとリングスリーブに心線を通しにくくなりますので、心線の本数が多い順に圧着接続することをオススメします。

電気工事士 技能試験の作品が完成それでは実際に、電線相互の接続箇所をリングスリーブで圧着接続して下さい。

できましたか?

接続完了後、圧着ペンチのダイス選定ミスがないか、接続箇所の間違いがないか、リングスリーブの中央部に圧着マークがあるかなど、入念にチェックして下さい。

チェック後、技能試験の判定員がチェックしやすいようケーブルや器具の配置を整えて下さい。ぐちゃぐちゃのままだと判定がしにくいので、判定員が作品を触って入念にチェックしようとします。ここで思わぬ欠陥箇所を発見されたり、リングスリーブで圧着接続した箇所が抜けたりしては大変です。

作品が完成したら垂直・水平にケーブルを配置し、リングスリーブの接続箇所も見やすいように広げてください。一目他と違う作品は目立ちますから、そういうものは判定員が見逃さないです。自信が無い作品と言うのは全体に現れます。部品がそっぽ向いてたり、ケーブルが短かったり、よれたり、折り目があったり。 逆にきちんとしてあれば、何かあっても見逃す可能性はあります。