電気工事士以外にも電気工事に係わる資格があります。
今回は、非常用予備発電装置工事に係るための資格についてご紹介します。
特種電気工事資格者(非常用予備発電装置工事)
自家用電気工作物に係る電気工事の内、経済産業省令で定められた特殊電気工事に携わるには特種電気工事資格者の資格が必要です。
特殊電気工事はネオン工事と非常用予備発電装置工事の2種類があり、非常用予備発電装置として設置される原動機、発電機、配電盤(他の需要設備との間の電線との接続部分を除く)及びこれらの附属設備に係る電気工事に従事するには特種電気工事資格者(非常用予備発電装置工事)の認定証が必要となります。
※ネオン工事にも携わる場合は、別々に認定証を取得する必要があります。
認定証の取得方法
特種電気工事資格者の認定証を取得するには、認定講習を受講する方法と試験に合格する方法があります。
認定講習を受講する方法
電気工事士免状を取得後、電気工事技術講習センターの実施する非常用予備発電装置工事資格者認定講習を受講し、非常用予備発電装置に関する工事に従事して5年以上の実務経験を積みます。その後、申請すれば、特種電気工事資格者認定証が交付されます。
- 受講資格
- 電気工事士免状の取得者
- 受講の申込方法
- 受講料を払い込んだ際の受領書を申込書の裏面右側に貼付
- 非常用予備発電装置工事資格者認定講習 申込書(写真票に写真を貼付)を簡易書留で郵送
- 受講料
- 18,000円
- 講習申込書の受付期間
- 11月下旬~12月上旬
- 試験日
- 2月上旬
- 開催地
- 東京都
- 実施機関
- 電気工事技術講習センター
試験に合格する方法
日本内燃力発電設備協会が実施している自家用発電設備専門技術者の講習を受講後、試験に合格すると、特種電気工事資格者認定証を取得できます。
- 受験資格
- 受験しようとする業務区分(装置部門、据付工事部門、保全部門)ごとに所定の実務経験年数が必要
- 受験の申込方法
- 受験申込書類を取り寄せ、受験の申込手続きを行う。
- 受験申込料
- 39,000円
- 受験の申込期間
- 4月上旬~5月下旬
- 試験日
- 9月上旬~11月中旬
- 開催地ごとに試験日が異なる。
- 開催地
- 札幌
- 仙台
- 東京
- 名古屋
- 富山大阪
- 広島
- 高松
- 那覇
- 実施機関
- 日本内燃力発電設備協会
いかがでしたか?
本ページでは特種電気工事資格者の内、非常用予備発電装置工事に係るための資格についてご紹介しました。資格取得時は、ぜひ参考にしてくださいね。