技能試験におすすめの参考書

制限時間以内に正確に作品を完成させるかということが、電気工事士技能試験において一番重要なことです。
技能試験は作品が完成していることを前提条件に採点が行われます。ですから、いくらきれいに電線を加工しても、いくらきれいに配線器具を配置しても作品が未完成であれば不合格なのです。

技能試験に合格するためには、複線図の描き方や正しい電線の加工方法、工具の使い方などを知っておく必要があります。電気関係の会社に勤めておられる方であれば、電気工事士免状を所持している先輩や同僚に教えてもらうことができますが、そうでない方は独学となることでしょう。

技能試験の参考書について

電気工事士免状を独学で取るなら技能試験の参考書は必須ですが、参照程度にしかなりません。その理由は、技能試験は参考書を読んでできるといったレベルのものではないからです。実際に電工ナイフで電線の外装を剥いだり、電線を接続したりと、何度も失敗しながらトレーニングをしてはじめて身に付くものなのです。

その技を身に付けるためには、電気工事士の基礎を学ぶための参考書が必要です。参考書と同じ作業手順でうまくできるとは限りませんが、何度も技能トレーニングを重ね、そして自分でコツをつかみながら、電気工事の技能と基本をマスターしてください。

参考書の選び方

参考書を選ぶポイントは二つあります。

一つ目のポイントは、技能試験の作業過程が省略されていないものを選ぶことです。参考書の中には作業の途中経過が省略されているものがあります。ちょっと極端ですが、単線図があって、複線図を描いて、出来上がった作品がこれです!っていうような参考書は、何度か技能試験を受験した方ならともかく、初心者にとっては不親切です。初心者には作業過程の解説や作業のポイントが紹介されている参考書が必要不可欠なのです。

二つ目のポイントは、各作業方法がイラストもしくは写真で丁寧に解説されているかです。初めて電気工事士用の工具に触れられる方や、初めて技能試験にチャレンジされる方にとっては、作業方法、例えば電線の外装の剥ぎ方や圧着ペンチの使い方など各種作業手順が丁寧に解説されている必要があります。その作業手順が不鮮明な白黒写真や、わかりにくいイラストで解説されていたら、細かいところがよくわかりません。できれば、作業手順がカラー写真で掲載されている参考書を選びたいものです。