材料等選別試験

いよいよ第二種電気工事士 技能試験がはじまります。当時は材料等選別試験単位作業試験の2種類が行われていました。

材料等選別試験は、配線図から実際に使用する電線、配線器具の選別、使用する部品の個数、施工の際に必要な工具を問う問題が出題されます。この材料等選別試験の合格基準は正解答数の比率が80%以上です。但し、必要回答数を超えて選択した場合は、その超えた数を正解答数から差し引かれるので、闇雲に答えを選択することはできません。単位作業試験はばっちりなのに、
「材料等選別試験で正答率80%以上をクリアできずに不合格になる受験者が多い??」
とも噂されるくらい難しい(?)試験です。

管理人が材料等選別試験を受けたときは、アウトレットボックスとジョイントボックスの両方を使用している配線図が出題されました。配線図の図記号はしっかりと覚えてきたのですが、いざ技能試験となると緊張してしまい、
「アウトレットボックスとジョイントボックスの図記号って何だったけ?」
っと混乱し、かなり焦ったことを覚えています。

2つの図記号がアウトレットボックスとジョイントボックスを示していることはわかるのですが、どちらがどの図記号か、ど忘れして分からなくなってしまったのです。選別上の条件で「ジョイントボックス内は差込形コネクタ接続」、「アウトレットボックス内はリングスリーブによる圧着接続」と指定されてますので、図記号を読み違うと、使用する差込形コネクタやリングスリープの個数が全く異なるものとなるのです。

材料等選別試験が終わってもどちらがどの図記号だったのか気になり、頭の中から離れません。参考書で調べれば簡単に解決することなのですが、この日は技能試験ということで参考書を持ってきてないのです。

単位作業試験の時間になってもこの件が気になり、支給された材料を確認している間も頭の中から離れません。そして、ついに単位作業試験がスタートするのです。

頭を切り替えて単位作業試験に集中しよう!
問題用紙をめくった瞬間、今まで悩んだいたことが一瞬で解決しました。何と、試験問題にアウトレットボックスが使われており、単線図にアウトレットボックスの図記号があるのです。

結果的には正解だったのですが、もし、解決しなかったら単位作業試験には集中できなかったことでしょう!