候補問題 No.8の複線図

候補問題No.8の大きな特徴はMS(マグネットスイッチ)を使ったシーケンス回路で、電動機の運転・停止を行うためにMSの制御回路(自己保持回路)を構築します。MSの制御回路とは別に、三相変圧器、主回路(変圧器二次側 − MS - 電動機)、運転表示灯、および電流計への配線が必要です。

自己保持回路

運転ボタンを押して電磁接触器を作動させると、運転ボタンと並列に接続した補助接点も閉じて自己保持します。運転ボタンを離しても補助接点はつながっていますので、電磁接触器は作動し続けます。このように、自己保持回路は自らの接点によってバイパス回路を作り、動作を保持します。

複線図の描き方

最初に主回路の複線図を描きます。三相変圧器の二次側とMSの一次側、MSの二次側と電動機(施工省略)を それぞれ3本の線で結びます。アウトレット内においてS相(白色)の電線を切り離し、電流計(施工省略)を割り込ませます。運転表示灯のランプレセプタクルへは、MSの二次側から電線を引っ張ります。

次は制御回路の配線です。候補問題No.8はMSを制御するための回路の配線も必要で、制御電源はMSの一次側からとります。MSの一次側(R相またはT相)から停止ボタン(b接点)へ、停止ボタンと運転ボタン(a接点)は内部でつながってますので、運転ボタンからコイル、コイルからサーマルのb接点、サーマルのb接点からMSの一次側(S相)へと繋ぎます。

一応、これで制御回路は完成です。運転ボタンを押している間は電流が流れてコイルが励磁されますのでMSがONとなります。運転ボタンを離すとコイルに電流は流れませんのでMSはOFFです。

運転ボタンでMSがON状態を維持、停止ボタンでMSをOFFにするためには、自己保持回路の追加が必要です。自己保持回路は運転スイッチに対して並列にMSの補助接点を割り込ませます。詳細は候補問題No.8の複線図をご覧ください。

技能試験の候補問題No.8 候補問題No.8の複線図 候補問題No.8の完成予想図