電工ドライバー

電気工事の現場においては、電工ドライバーと呼ばれる電気工事用のドライバーが広く一般的に使われています。

電工ドライバー電工ドライバーと通常のドライバーとの違いは、ドライバーの握り部分にあります。特に電工ドライバーの握り部分は大きく作られており、手のひらで包みこむように持つのが特徴です。

電工ドライバーのプラスは主にネジを取り付けるために用いられますが、マイナスはネジの取り付けのほか、埋込連用器具と取付枠との固定、配線器具のはずし穴に先端を突っ込んで電線の心線を外すしたりと用途は多様です。

電気工事や電気工事士 技能試験においては電工ドライバーの使用が推奨されているわけではありませんが、片手で工具を扱わないといけない場面も多いので、操作しやすすくてホールド感のある電工ドライバーがよく用いられています。

電工ドライバーの使い方

電工ドライバーの使い方(仮止め)ネジを締めるときはまず仮止めを行います。電工ドライバーの握り部分を包みこむように持ち、親指、人差し指及び中指を使って細い側の握り部分(写真参照)を固くなるまで回します。

電工ドライバーの使い方(本締め)仮止めが終わると本締めを行います。電工ドライバーの握り部分の太い側(一番太いところ)をもって、ネジの頭が潰れない程度に締め付けます。

仮止め、本締めと電工ドライバーの持ち方、握り部分を変えることにより素早くネジ止めすることができます。