ランプレセプタクル
白熱電球やLED電球を取り付ける ねじ込み口金のソケットがランプレセプタクルです。
ランプレセプタクルと電線の接続は比較的時間が掛かり、電気工事士 技能試験においてはケーブル外装が器具の内側に収まるよう施工しなければいけません。そのため、ケーブル外装や電線の心線を適切な長さで加工する必要があります。
ここでは、ランプレセプタクルへの結線について説明したいと思います。
ランプレセプタクルへの電線の接続方法
写真の器具がランプレセプタクルです。通常、器具には接地側に『W』や『N』の明記がされていますが、ランプレセプタクルには接地側の表示がありません。
この場合、電球を取り付ける際に最も接触&感電する危険性がある箇所、つまり受金ネジ部(筒状の形をした部分)が接地側となります。受金ネジ部と電気的につながっている端子が接地側ですので、この端子に接地側電線(原則として白色)を接続します。
ケーブル外装を8cm程度 剥ぎ取ってランプレセプタクルのケーブル引き出し口に通し、ケーブル外装の端を台座付近まで引き出してください。
実際に配線するように心線に”くせ”をつけます。
電線のネジ止めには心線の導体部分が12〜15mm程度必要ですので、端子ネジの手前側から12〜15mm程度の心線が残るよう心線の末端側を切断します。
長さの目安として、ペンチの頭の幅が10〜12mmです。ご自身が技能試験で使用するペンチの頭の幅をご確認ください。
心線をネジ止めできるよう、絶縁被覆を12〜15mm程度剥ぎ取ります。
絶縁被覆を剥ぎ取った心線にのの字曲げ加工をします。
電線の巻き付け方向に注意し、ランプレセプタクルの端子ネジを電工ドライバーで締めます。
なお、絶縁被覆の締め付けや心線の巻き付け不足、重ね巻き等は、電気工事士 技能試験において欠陥となりますのでご注意ください。