技能試験の器具・電線と練習材料セット

技能試験の練習では、VVFケーブルをはじめ、ランプセレクタルや引掛けシーリング、埋込連用器具などの配線器具、リングスリーブや差込式コネクタなどの電線接続器具が必要不可欠です。電線や配線器具など電気工事用の材料(電材)の大半はホームセンターで入手可能ですが、アウトレットボックスやカップリング、ロックナットなどの電線管付属品等は簡単に入手できないのが現状です。
ここでは、技能試験の練習に必要な器具や電線(ケーブル)にの入手方法ついて解説したいと思います。

電線について

配線器具は何度でも繰り返して使用できますが、電線(ケーブル)は何度も使いまわしができませんので長めに準備しておく必要があります。特に電線は切ったり、曲げたり、接続したりと一番練習で使用する電気材料です。電線はホームセンターなどで簡単に入手できますが、ネット通販でもゲット可能です。

電線の賢い使い方

管理人が電気工事士 技能試験を受験した頃に比べて、現在は電線の価格も倍以上に高騰しています。
(当時はVVF1.6mm×2心の100m巻きが2000〜3000円で購入可能でした。)
電線は消耗品なので、使えば使うほどコストがかかってしまいます。

そこで電気工事士の有資格者である管理人からのアドバイスです。
「電線は短くなるまで使い切りましょう!」

電線は例え5cmの長さでも技能試験の練習材料として使えます。例えば、絶縁被覆を剥ぎ取る訓練、配線器具にネジ止めするための「の」の字加工のトレーニングなど工夫次第でいろいろな練習が出来ます。電線は短くなるまで使い切ってこそ、最高の練習となるのです。

IV線はVVFケーブルから調達

IV線(単線)とVVFケーブルの違いは何だかわかりますか?
電線を保護する外装(シース)が付いているか付いていないかだけです。短くなったVVFケーブルの外装を剥げばIV線(単線)が出来上がり、技能試験のトレーニングに活用することができます。

配線器具について

前述したように、配線器具はホームセンターなどで簡単に入手できます。ところが、アウトレットボックスや合成樹脂可とう電線管、変圧器の代用品として使用する端子台はホームセンターなどでは入手しにくいのが現状です。

実際、管理人も技能試験を受験するときに練習材料の入手で苦労しました。電線や埋込連用器具などはホームセンターで購入できたのですが、アウトレットボックスやコネクタ、ブッシングなどは店頭では入手できませんでした。結局、それらの材料は電材卸店で購入したのですが、一般価格での販売のため割高でした。

電材卸店では、電気工事士 技能試験で使用される電線や材料の大半が置いてあります。但し、業者価格より割高の一般価格(定価)だったり、業者しか取引できない場合(小売りしていない場合)もありますので注意が必要です。

ネット通販であればほとんどの配線器具は揃うでしょう!しかも、業者価格並みの安さで入手することもできます。候補問題を参照すると、技能試験の練習に必要な材料は配線器具で30種類以上、電線で10種類以上となります。全ての配線器具や電線が揃った練習用材料のセットもありますので探してみてはいかがでしょうか?

練習材料セット

電気工事士試験に必要な配線器具類が全て揃っていますので、技能試験の練習もバッチリできます。また、練習に必要な材料が1回で手に入るので、手間も省け時間の節約にもなります。ケーブルや電線もセットに含まれていたら最高なんですけどね...
(下記の練習材料セットにはケーブルと電線も含まれています。)