技能試験に持っていく工具は少ないほうがいい!?

皆さんは電気工事士 技能試験に何の工具を持っていきますか?

指定工具である電工ナイフドライバー(プラス、マイナス)ペンチスケールウォーターポンププライヤー、及びリングスリーブ用の圧着工具ですか?その他にも、ラジオペンチ、ニッパー、カッターナイフ、VA線ストリッパーなど、あげたらきりがないですね!
管理人の場合ですと、前記の指定工具以外にワイヤーストリッパーを持っていきました。現在なら便利な工具「VVFストリッパー」を持参するでしょうね!

ところで、技能試験で受験者一人が使用できる作業スペースってどれくらいか知っていますか?

初めて電気工事士試験を受験される方はご存じないと思いますが、技能試験中に使用できる作業スペースってかなり狭いんです。中学や高校で使用した教室の机を思い出して下さい。横幅60cm、縦幅40cm程度の広さしかありません。試験会場によっては、この机が使用される場合もあります。試験会場が大学や専門学校などの場合は、長机のケースが多いです。座席が長机の中央なら左右のスペースに工具を置けますが、左側の席、右側の席なら片側にしか工具が置けません。学校の机に比べて横のスペースは余分に取れますが、狭いことには変わりはないのです。試験会場の机

この狭い机の上に工具を置いて作業するのですから、ラジオペンチやニッパー、カッターナイフなどの余分な工具を持ってくると作業スペースがさらに小さくなり、作業効率が落ちてしまいます。技能試験では腰袋が使用できますので、工具を腰袋に入れて作業スペースを確保することもできます。但し、座った状態で作業しますので使い勝手はどうかなと思います。

机の中を工具置き場として使用する方法もあります。使用しない工具を机の中に入れ、使用時に取り出す。取り出す際、机の中を覗き込むわけにはいきませんので、手探りで工具を探し出すことになります。そもそも技能試験中に机の中を使用できるかという点が疑問です。試験監督官から明確な指示(伝達)がなければ、不正行為となる場合もありますのでご注意を!

試験問題は指定工具のみで施工できるよう配慮されてます。あまりに多くの工具を持っていくと、狭い作業スペースをさらに圧迫してしまいます。技能試験は指定工具+VVFストリッパー程度の工具で十分に対応できます。狭い作業スペースを有効に使って、技能試験の合格&電気工事士免状の取得を目指して下さい!